本当の涙
先日ある方から、「自分が死んだ時に本当の涙を流してくれる人が何人いるかが重要だ」と言われました。これは本当にそうですよね。色々とたくさんの人と付き合いっている人もいるかと思いますが、そのうち(形式上だけじゃなくて)本気の涙を流してくれる人って少ないと思います。
人は人との関わりの中でしか生きていけませんので、人生を長く過ごすほど当然人との交わりは多くなります。でも、その中で本当に心の底から付き合えて、本当に裏表無く好かれているといえるのは、はたして何人居るでしょうか…?ちなみに僕は、(家族を抜くと)数えるくらいしか居ないと思います。今までの人生では。
つまり、自分が死んだ時に「本当の涙」を流してくれるのは、そういう人だと思うんです。心から悲しんでくれる人…いや、みんな悲しんでくれるとは思いますけど、「心底から」悲しんでくれる人ですね。「徳」が多い人は当然そういう人が多いと思いますけど、そういう人がたくさんいると自分の人生にも何か意味が出てくるのかもしれません。
そのためには、やはり「愛を与える」ことが大事になってくると思います。愛ってのは与えた分しか返ってきません。つまり、自分を愛して欲しいのであれば、自分もそれだけ人を愛さないといけないんですね。
自分が死んだ時に本当の涙を流してもらえるように、そしてそういう人がたくさん存在するよう、僕も一生かけて心を磨き、愛を与えていきたいと思います。