中間層不在

本日は3社のお客様とお打ち合わせでしたが、そのうちの1社で「お客様の層が変わってきた」というお話になりました。こちらのお客様はそこそこ値が張るものを販売しているのですが、以前は中間層のお客様が少し頑張って購入する事も多かったのが、今は富裕層のお客様ばかりになってきたそうです。

確かに極端な二極化が進んでいますから、高価格帯の商品は富裕層ばかりが買うようになってきていると思います。(底辺にいる人たちは、そういうものに手が出せなくなってきています。)そういう意味では「中間層」が不在なんですね。一億総中流なんて言われていた時代が懐かしいです。

ただこのお客様がおっしゃっるには、富裕層と言うのはお金の価値観が少々違うのではないかと…。「持っている」ため、お金を払う事をあまり負担に感じないんですね。結果、何かを手に入れた時の喜びが少ないような気がするとの事でした。(まぁ全てが全てそうじゃないでしょうけど…。)

そうすると、(うちもそうですけど)「お金を儲ける」よりも「お客様の喜び」を第一に考えているような会社では、商売をした時の嬉しさが少なくなるんですね。何故なら、お客様の喜びが伝わってこないからです。簡単に手に入るとどうしても感激が少なくなっちゃうようです。

お客様を差別しているわけじゃないですけど、やはりお客様の「喜び」がダイレクトに伝わってきた方が提供する側も単純に嬉しいです。そういう意味では、これも格差社会の弊害なのかもしれません。

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