四苦八苦
仏教用語に「四苦八苦」というものがありますが、世の中って「苦しみ」ばかりなんですね。まぁ捉え方にもよると思いますが、仏教の世界では生きていることさえ「苦」なわけですから、まぁ「苦しみ」ばかりなんでしょう。
要は、人生ってのは楽じゃないよ、思い通りにならないよっていうことを説きたいんじゃないかと思いますが、まぁわからんでもありません。人生なんて理不尽なことばかりですから。
で、冒頭の「四苦八苦」ですが、これは「四苦」と「八苦」で分かれています。「四苦」ってのは「生」「老」「病」「死」の苦しみ…まぁこれはわかりやすいですよね。生きることも老いることも病気も死も苦しみなわけです。
「八苦」ってのが難しくて、「愛別離苦(あいべつりく)」「怨憎会苦(おんぞうえく)」「求不得苦(ぐふとくく)」「五蘊盛苦(ごうんじょうく)」になります。意味不明ですよね…。^_^;
簡単に言いますと、「愛別離苦」が愛する人といつか必ず別れなくてはいけないという苦しみ、「怨憎会苦」が憎しみを抱いてしまう人と出会う苦しみ、「求不得苦」がお金や地位、名誉を求める苦しみ、「五蘊盛苦」が心身を思うようにコントロールできない苦しみとなります。
で、まぁどれとは言いませんけど、最近このうちの一つに悩んでまして「四苦八苦」の内容を見返した次第です。まぁでもね…これに限らずですけど、世の中のほとんどの問題は「解決方法は自分の中にしかない」ものが多いと思うんですよね。僕自身も未熟なんで悩んじゃうわけですが、その悩みさえも自分自身を成長させる必要な経験と捉えるようにしたいと思います。