支えあい
先日、前犬山市長の石田さんの話を聞いたとき、「誰かの仕事は必ず誰かを支えている」ってお話をされていました。その時は机の上のおしぼり受けを指差して「このおしぼり受けはおしぼりを支えている」、コップを指差して「このお茶はコップに支えられている」というような例を示していましたが、なるほどモノにも当てはまるのかと思いました。
仕事なんかは、まさにそうだと思うんですよね。だいたいにおいて仕事で関わりのある人とは、自分が「支えたり」自分が「支えてもらったり」の関係性だと思います。いや、普通の人間関係もそうですよね。誰かを支える代わりに、誰かに支えてもらったりもするはずです。
そうやって考えれば、世の中は「頼り」「頼られ」の世界なわけです。他の人との関係性を全くなくして、自分ひとりで生きていくことなんてできるはずもありませんので、人と関わりあうのを恐れていてはダメなんですね。むしろ積極的に絡んでいくことが、自分自身を救うことになるかもしれません。
誰かを助ければ、いつか自分も誰かに助けてもらえます。「損」とか「得」とかでは考えず、「尊」とか「徳」とかと考えて行動することが大事なのかもしれません。