フィルターバブル

ネットには「フィルターバブル」という言葉があります。…え?聞いたことがない?いやいや、実は皆さん知らず知らずのうちに接しているはずです。

フィルターバブルとは、「検索エンジンなどの学習機能などによって、そのユーザーにとって好ましいと思われる情報だけが表示される状態」のことを言います。検索でもSNSでも、そんな経験ありませんか?

つまり、そのユーザーにとっては必要ない情報がシャットアウトされるのですが、それが本当に必要ないかどうかはあくまでアルゴリズムが判断しているに過ぎません。もしかしたら、必要な情報なのに勝手にシャットアウトされているかもしれません。

「エコーチェンバー現象」という言葉もありますが、自分にとって好意的な意見や情報ばかりですと、その空間は心地よいです。でもそれは正確な思考能力を奪ってしまうというか、周りが見えなくなる状況にもつながりかねません。

思考の範囲を狭めないためにも、情報はそれこそ多種多様なものに触れる必要があります。それこそ反対意見も含めてね…じゃないと「さまざまな視点」を持てなくなりますから。

ネットで検索すれば簡単に情報が手に入る時代ですが、何も情報はネットだけでもありません。色々なものから情報を得るべきですし、何でもかんでも信じるんじゃなくてちょっと疑うくらいの心持でいいと思います。

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