ほんもの
本日は3社のお客様とお打ち合わせでしたが、そのうちの1社で「ホンモノ」についてのお話になりました。こちらのお客様は以前より僕のブログを見て頂いているんですが先日の記事を見て「高橋さんはお蕎麦お好きですね」って言われました。はい、お蕎麦大好きなんですけど…実は子どもの時は大嫌いだったんですね。蕎麦よりもうどん派でした。
なんでかっていったら、最初に食べた蕎麦っていうのが乾麺の美味しくないやつで、それ以来ずっと蕎麦は美味しくないイメージがあったんですね。それが大人になってから本当に美味しいお蕎麦に接する機会があり「なんだこれは?」と…今まで自分がお蕎麦だと思っていたのはなんだったんだろうってなりまして、それ以来お蕎麦は大好きに変わりました。
結局、なんでも「ホンモノ」を知っていなけりゃダメってことなんです。比較しようにも「ホンモノ」を知らなければ比較しようもありませんし、何より「ホンモノ」を知らずして判断なんてできるわけが無いんです。それこそ子供の頃の僕のように間違った判断をしてしまいます。(まぁ味覚が変わったって話もありますけどね。)
まぁ、これは何も食べ物に限った話じゃなく、芸術とかでもそうですね。音楽も絵画も、それから建築物とかスポーツとかだってそうです。「ホンモノ」に接した事があるかどうかで、そのものに対する視点も変わってきます。だからこそ僕も息子に対して、小さいうちからなるべくホンモノに触れさせるようにしているわけなんですけどね…。
これは「経験」と言い換えてもいいかもしれません。例えば「被災地のニュースを見る」のと「被災地に行く」のでは、感じるものに天と地ほどの差があります。何事も自分の目で見て、自分の肌で感じ、自分で経験するってことが大事なんです。それが「ホンモノ」を知るってことなんだと思います。