過去を変える
人生ってのは、生から死までの時間の積み重ねです。今までの時間の積み重ねが過去であり、これからの時間が未来になります。過去には戻れませんので、過去に起きた事は変えられません。でも、変えられないからこそ、僕たちは過去を思い出して苦悩するんですね。あの時ああしていれば…と。
ただ、過去を思い返すことは大事ですが、捉われてはいけないと思うんです。過ぎたものは変えられないですから。それよりも、どうしてそうなったかを考え、次(未来)に生かした方がいいです。そして、それを未来に活かすことが出来れば、きっと過去の出来事の意味合いも変わってくると思うんです。
過去の積み重ねっていうのももちろん大事ですが、それでもやはり「これまで」より「これから」の方が重要だと思います。心を向けるのは今より「先」であるべきで、先に述べたとおり過去に「捉われる」べきではないと思います。
…まぁ、そうは言っても今までの過去の時間の積み重ねが今の自分を成り立たせているわけですから、過去がこれまでの人生を形づくっているといっても過言ではありません。でもだからこそ、この先の人生はこれからの時間が決めていくんです。そしてそれがいつか過去になっていくんですね。
全てはひとつの時間の流れの中の一部であり、現時点での過去も将来の過去になります。つまり、現時点での過去の意味合いは、将来の時点での過去の意味合いと必ずしも一致しないってことです。そして、それを決めるのが「これから」なんですね。過去をウジウジ悩むよりも、これからの自分によって過去の意味合いを変えてやればいいってことです。