入手

自分が欲しいと思っていたものを手に入れたいと思ってもなかなか手に入らなかったり…かと思えば予期しない時にふと手に入ったり…モノにも「縁」があることを感じさせられることって、実は多くあります。

現在の弊社事務所なんかもそうなんですが、探しに探している時ってなかなかいい物件が見つからないんですよね。でも急いでもあまり意味はないかなと思ってたんで「長い目で探そう」としたら、ふいに良い物件と出会うことが出来ました。

こういうのって「タイミング」だと思うんです。ですから「どーしても欲しいもの」が手に入らなかったとしても、それは「今の自分が手に入れるタイミングじゃなかった」と思うようにしています。そして、本当に必要なものであれば、いつかその「必要なタイミング」で手に入るであろうとも…。

実は、弊社の事務所の備品って、そういう出会いをしたものが多いんです。現在事務所にあるスタッフ用の椅子なんかもそうですね。これはリサイクルショップで見つけたんですが、偶然見つけてあれよあれよと3脚揃ったものでした。

で、なんでこんなことを書いているかと言いますと…実はだいぶ前に事務所のコーヒーカップが数個割れちゃって、一式新調したいと思ってたんですね。でも、それほど費用はかけたくないし、かといって気に入るものは結構値が張るし…って感じで、ずっといろいろなところを探してたんです。(いや、費用を考えなければ欲しいのはいっぱいあったんですけど…^_^;

話は変わりますが、先週の土曜日に妻と一緒に多治見の陶器祭りに行ってきました。若手学生のクリエーターズマーケットなんかも同時開催してたんで面白そうだなと思って、夫婦で着物でお出かけしてきました。(←実はこれも目的のひとつ)「若手の作品だったら安くていいのがないかな?」という甘い考えもあったんですが、若手の作品のほうが高額でした…そりゃそうか、日常品じゃなくてアートの分類でしょうからね…。

陶器祭りの方はというと、昔ながらの陶器の市…という印象でした。日常使い系のものがほとんどでしたので、そういうのを探しにきてる人なんかはいいと思いますけど、ちょっと変わった感じのものを探すとなると…。で、一通りざっと見終わってストリートの終点近くの辺りで、ちょっと変わったブースを発見したんです。なんか他と全然違う陶器が置いてあるというか、陶器のセレクトショップのような感じというか…。

マグカップそこに、1個300円のコーヒーカップが置いてあったんです。でもそれほど安っぽく見えないというか、貫入っぽいのが全体にあるわりにスマートな印象というか…「これは出会いだ」と思ってその場で買っちゃいました。

こんな感じにふとした瞬間に出会いを感じるものって、そのモノの持っている縁だと僕は思っちゃうんです。こういうものの連続で、本当に必要なものって勝手に揃っていくような感じもしております。(いやー、安く揃えられて良かったです^_^;

《後日談》
カップの裏面に制作者の名前っぽいのが入ってたんで検索してみたら…なんかアメリカのデザイナーの作品でした。1個2000円くらいで売ってるようですが、本当に300円でいいの?

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