有志竟成

有志竟成(ゆうしきょうせい)って言葉を初めて知りましたが、これはノーベル医学生理学賞を受賞した本庶佑さんが、過去に指導した研究者に色紙で贈られた言葉なんだそうです。

これは「志を曲げることなく堅持していれば、必ず成し遂げられる」という意味らしいですが、こういう想いを常に抱いているからこそ今回の偉業につながったんだと思います。おめでとうございます。

そんな本庶さんが普段の心がけについて聞かれた時に「何かを知りたいという好奇心。もうひとつは簡単に信じないこと。自分の目で確認し、自分の頭で考えなくてはならない」と答えたんだそうですが、これはすごくわかりますね。

成長の始まりは全て「好奇心」です。これが持てるか持てないかで成長の度合いは大きく変わってきます。そしてもうひとつの「疑うことの大切さ」ってのも成長のためには大事な要素です。今の世の中は情報の垂れ流し状態というか、本当の情報も嘘の情報も入り乱れて飛び交っています。ですから、そういうものを見抜く目っていうのがすごく大事になってくるんですね。

特に今のネットには「嘘」とまでは言わなくても、例えば情報が古くなってしまっているとか、裏付けがない(情報ソースが怪しい)とか、一方的な視点からしか見ていないとか…そういう情報で溢れているわけです。つまり、疑ってかかるくらいが丁度いいくらいで、何が正しいかってのは「自分」で判断していかなくてはいけません。

そのために大事なのが「様々な媒体」の「様々な情報」に触れるってことで、ひとつのことに対して多方の視点から見たたくさんの情報に触れることで、正しさを見抜ける目も養われていくんじゃないかと思います。どんな情報もただ「鵜呑み」にするだけじゃあ、いつまで経っても成長はないってことです。

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