この経験があるからこそ
先日ある社長様から「下積み時代」の話を聞きました。それこそ寝る間も惜しんで勉強というか、得るべき技術作業に没頭したり、頭も体もフル回転でとにかく大変な時期だったが、それでも充実した毎日だった…と。そして、その経験があるからこそ、何か辛いことがあっても耐えることができると。
「高橋さんもそういう時期あるでしょ?」って言われましたが、僕らでいうと創業当初がそうでしたね。起業してから5年間くらいは、それこそ「365日24時間」仕事してましたし、過労で倒れたこともあります。
SEOなんかも黎明期でしたから、アメリカの情報を先駆けて入手してとにかくトライ&エラーで実践勉強したりしてましたね。もうホントに「時間が足りない」ってのが本音で、なんで1日って24時間なんだろ?って真剣に思ったことがあります。…まぁ若かったからこそできたことですが。
でもそういう経験があるから、ちょっとした壁なんかはたいしたことないと感じることができるんですね。若いころの苦労は買ってでもしろと言いますが、まさにその通りだと思います。こういう自分自身の成長のベースになる「経験」は買ってでもしておくべきです。
逆に言うと、こういう経験がないと「逃げる」ことばかりを考えるようになってしまいます。「あれを乗り越えられた自分」という成功体験は「あれ」が巨大であればあるほど、より自分自身を信じられるようになります。
もし今「仕事がすごく大変だ」と感じている人がいるとしたら、それはもしかしたらとても大切な経験をしている最中かもしれませんよ。