起業した時の話2
先日「起業した時の話」を書きましたが、起業って何も「自分だけ」の話ではありません。両親などの「家族」、そして結婚をしていれば必ず「伴侶」の理解が必要となります。
僕自身も起業する時はまず妻に話をしました。妻は僕よりも大物ですから、「やりたいことやればいいじゃん。もしうまくいかなくても私が養っていってあげるから」って言葉で返してくれまして…これを聞いて僕自身も完全に心が決まったんですよね。「絶対こいつを幸せにしてやる」って。その想いがあったからこそ、がむしゃらに働いてこれましたし、今までなんとか続けてこれたような気がしています。
妻と話をした後、両親にも話をしに行ったんですが…理解はしてくれました。理解はしてくれましたが、内心は不安で止めたかったのではないかと思います。そりゃそうですよね。結婚もして家庭を持っている人が未知の世界へ踏み出そうとしてるんですもの…親としては安定を勧めますよね。
でも、僕は今しか無いと思っていました。これからはホームページの時代だと思っていましたし、他と差別化できるのもスタートダッシュをかけるのもこのタイミングだって思ってました。そこで「ダメだったらすぐ就職するから」って説き伏せたんですが、正直この気持ちはすごく大事だと思います。特に結婚をしていたらね。
自分の想いを優先するか家族を優先するかって言ったら、人によるかもしれませんが僕の場合は「家族」でしたから。家族に負担をかけてまで自分の夢を追う気にはなりませんでしたし、家族の笑顔があってこそ自分が笑顔になれると思っていましたので。
…まぁ、結局負担はかけちゃいましたけどね。起業当時は365日休みなしで働いてましたし、自宅兼オフィスでやってましたのでどうしても仕事を優先してしまう時もありました。その辺の反省もあって、今はきちんと事務所を設けてONとOFFを分けるようにしています。
いずれにしても、家族の理解が無ければ絶対に起業は失敗します。それは事業の崩壊か家庭の崩壊かどちらかわかりませんが、何かが犠牲になってしまうのが目に見えています。ですから、これから起業を考えている人は、決して「自分の想い」だけで突っ走らないようにすることをお勧めします。