覚えている(フリ)
先日ある営業の方とお話をしていたら、その方は「声でお客様を判別できる」って言っていました。まぁそこまで行くにはかなりの努力も必要なんでしょうけど、なかなか人の顔を覚えられない僕としては単純にすごいと思いました。声なんてもっと難しいわけですし、電話越しの声なんかは変わりますしね。
でもポーズでもなんでも、お客様に対して「特別感」を出していくことは大事なことです。例え本当は覚えていなくても、探り探りで会話をしていっていかにも覚えていたように振る舞ったっていいんです。それは単なるテクニックですから、新入社員にだって出来ることです。
経験を積んでくれば、自ずとそのあたりも身についてきて「本物」に出来ます。ですから、それまでは演出でもいいと思うんですね。大切なのは「あなたの事をちゃんと覚えていますよ」というお客様へのアピールであり、お客様の満足度を高めていく事です。そしてそれをベースにして、「あなただけ特別なんですよ」というプレミア感に結び付けていければさらに次の段階へと移ることも出来ます。
「お客様のことをきちんと覚えている」と言うのは(それがポーズであっても)全ての要素のベースとなり、様々なつながりを生んでいきます。だから営業の人は特に大切にするといいと思います。