日本の開業率

先日ある番組の特集を見ていたら、主要国の開業率ってのが出ていました。それによると、イギリスが13.6%、アメリカが10.3%、フランスが10.0%と軒並み10%以上という中、日本はというと…5.6%でした。(少し前のデータでしたけど、おそらく今もそれほど大差ないと思います。)

これは…日本人の特性によるものなのかもしれませんが、おそらく日本の教育も関係しているようにも感じます。要は、実践的な経済とかの教育不足ですね。あと、諸外国よりも土壌が育ってないというのもあると思います。もちろん、文化の違いなんかも大きいとは思いますけどね。

たいていの日本人って、そもそもが「起業しよう」と考えません。それは何故かといったら、誰しもが「安全な道」を選びたがるからです。言い換えれば「失敗が怖い」んです。

日本は「失敗したらそこで終わり」という考え方が一般的です。一度失敗したら再起できない、失敗した人は能力が無いとみなされる…「失敗した人」という烙印を押されてしまうわけなんです。

でも例えばアメリカなんかでは、逆に「どんどん失敗する」ことを求められます。失敗は経験という考え方です。これはすごくいい考え方ですし、誰しもがチャレンジ精神を失わないやり方だと思います。

日本もこのように「失敗した人の経験」を重視するような世の中になれば、きっと開業率もググっと上がるんじゃないかと思いますが、失敗なんてやり続ければそれは単なる成功までの「課程」にすぎないんですよね。諦めた時点で「失敗」となるわけですから。

そういう考え方に頭の中をシフトすると共に、教育の場でも実践的な経済を学ぶことが出来れば、日本も起業する人がどんどん出てくるんじゃないかと思います。

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