覚悟があるならば…
先日、数年後に起業を志している若者にあったんです。いやー…嬉しいですね。僕自身も起業家ですから、起業する人ってのはなんだか無条件で仲間に思えてしまいます。
特に20代30代なんてバイタリティに溢れていますし、やり直しなんてどれだけでもできますから、どんどん「挑戦」して欲しいものです。挑戦しないことには「成功」も「失敗」もありませんからね。どちらもすごく貴重な「経験」なわけですから。
ただ…起業家の先輩としては、あまり安易に起業を勧めたくない気持ちもあります。何故ならば、起業の道ってのは茨の道だからです。楽しいことも多いですけど、苦しいことの方が多いですよ…まぁそこを踏み越えていくくらいの人じゃないと、そもそも続かないですけどね。
ひとつだけ確実に言えることは…起業すると同時に「あきらめる覚悟」もきちんと持たなければダメってことです。特に家族がいる場合はこれが大事…家族を壊してまで自分の夢を追うべきではありません。まずは挑戦してみて、とことんまで粘って、でもそれでも「もうダメ」ってなった場合には、そこで一旦あきらめることが大事です。
完全にあきらめなくてもいいです。でもダメになった時点でいったん自分の夢は停止して、工場でも何でも働きに行ってまずはきちんと家族を養う「覚悟」が必要です。かっこ悪くても、泥にまみれても、自分にって一番大事なものを見失わないで欲しいですし、犠牲にはしてほしくないです。
その覚悟をきちんと持った上で、「起業」というものにきちんと向き合って欲しいですね。そういう人は心から応援しますよ。