スタートアップは根付くか
また新しい大臣が増えるみたいですね。しかも兼務って…これも岸田さんの言う「新しい資本主義」の成長戦略のひとつなんでしょうけど、はたして…。新興企業への投資を5年で10倍に増やすという計画のようです。
いや、方針には共感できますよ。今の日本はスタートアップ(起業)し難い世の中というか仕組みになっていますから、もっとどんどん若い感覚でのスタートアップが増えるといいと思いますしね。
でも、単に「スタートアップ企業に投資」だけじゃダメだと思います。もっと大事なのはスタートアップを当たり前にするような企業文化の育成とか、起業後にどう「続けていく」かのための支援とかじゃないかと…。
お金を与えるよりも知識や情報、環境を与えるという部分ですね。先輩起業家やメンターから学べるような環境作りとか、スタートアップが普通の選択肢になる教育とかね。起業家ってハングリーさも求められるので、自分自身でお金を調達したりまわしていく能力も必要になります。それが簡単に与えられるのもちょっと違うかなと…。
じゃないと、今現在と同じようなスタートアップ(株式上場がゴール=売り抜けておしまい)が増えるだけのような気もします。なので、それこそ義務教育の段階から、もっともっと「スタートアップが当たり前」になるような意識付けというか、意識改革をしていってほしいですよね。
政府の投資ってだいたいが見当違いの方向に行ったりもするので、本当の意味でスタートアップを日本に根付かせるような施策をしていってほしいなと思います。