目標の細分化

今日もまだWBCの興奮が冷めやらない状態だと思いますが、本当に素晴らしい偉業を成し告げましたね。中でも大谷選手が高校3年生の時に書いた「人生設計シート」がほぼその道筋通りに来ていると話題になっていますが、大谷選手と言えば「目標達成シート」が有名です。

「目標達成シート」はきちんと1つ1つ全ての目標を達成していけば、最後には思い描いた自分の人生通りになるはずですが…これがなかなか難しい。なぜならば、普通の人はどこかで壁にぶち当たって諦めてしまうからです。

大谷選手の「目標達成シート」は中央に9マスの項目(これを1BOXとします)があり、その一番中心に最終的に達成したい目標が書かれています。(その時の大谷選手の最終目標は「ドラ1 8球団」でした。) そして、その中央に書かれている目標を達成するために必要な要素をまわりの8マスに書き込むんですね。

そして、その1BOXのまわりにさらに8BOXの枠を用意し、その8BOXの中央には先ほど書いた最終目標を達成するために必要な8要素を書き込むんです。そして今度はその1つ1つの要素に対して、それを叶えるために必要なことをまわりの8マスにさらに書き込んでいくんですね。

そうすると、最終目標1つ、それを叶えるための中間目標8つ、中間目標を叶えるための小目標64つという状態が出来上がるはずです。これが、いわゆる「目標の細分化」なんですね。

目標というものは、いきなり最終目標をかなえようとしても難しいです。中間目標でも、いきなり目指しては厳しいと思います。でも、小目標くらいになってこれば目標が身近になるというか、頑張ればなんとかなりそうな気になるんですよね。

で、その小さな目標を次々に達成していくうちに、いつの間にか中間目標に近づいている。中間目標も1つ1つクリアしていくうちに徐々に最終目標に近づいていく…という状態になるわけです。これはビジネスでもよく使われる手法です。

最終的な大きな目標を持つことはすごく大事なことです。でも、そこだけを見ていてはなかなか達成できないので、中間目標や小目標くらいにまで落としこんで1つ1つきちんと達成していくことが、最終的に目指す場所に到達できる秘訣だと思います。(出来る人は少ないですけどね…。)

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