失敗推奨

アメリカは日本と違って「失敗を推奨する」文化です。日本だと1回でも失敗すると「あいつは使えないやつだ」みたいな烙印を押されがちですけど、アメリカは違います。失敗すればするほど次に成功する確率が高くなるという考え方をするため、失敗を沢山してきた人ほど優遇するんですね。

まぁ理屈は分かります。一発目でいきなり成功するってのはほとんどあり得なくて、だいたいは何回か失敗した後に成功するんです。どれだけすごいバッターだって7割は失敗してるわけですしね…だから1回の失敗を持って諦めてしまうのはもったいないと思います。それよりも「また一歩成功に近づいた」と考えた方がいいですね。

そもそもが失敗ってのはチャレンジした結果です。失敗を恐れてしまってはチャレンジ自体もしなくなってしまいます。まぁそれが旧来の日本社会でもあるんですけどね…。

シリコンバレーなんかには「早く失敗しろ」という言葉もあるくらいで、アメリカでは若いうちにどんどん失敗する事を勧めます。時間とお金を浪費する前に早く失敗しろ…失敗と気付けってことですね。そしてそこから学べと言っているわけです。そして、この失敗後の学びこそが成功への近道なんです。

例えば、グーグルグラスを生み出したグーグルX(グーグルの研究開発部門)では、失敗した社員にボーナスを与えて表彰するらしいです。まぁこれは極端な例だと思いますが、そこまでしないと革新的な技術ってのは出てこないんだと思います。逆に言うと、失敗の数こそが平凡なアイデアから抜け出す鍵なんですね。

なかなか日本ではこの考え方は受け入れられないかもしれませんが、それでも自分が何かで失敗した時に「また成功の確率が高まった」と考える事ができれば、それほど落ち込まないのかもしれませんね。

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