徒弟
ビートたけしさんと厚切りジェイソンさんの件が話題になってますが…
「ビートたけしの意見に厚切りジェイソンが反論 職人の徒弟制度は必要か」
僕は個人的には徒弟制度って必要じゃないかなって思ってます。「守・破・離」って言葉もあるように、何でもまず最初は「倣う」ことがスタートなんですよね。で、その倣い方によって「守」から「破」に移れるかどうかも決まってくると思うんです。
ただ、この「守」から「破」、そして「離」への時間には個人差があると思っています。才能や努力の差で違いが出ますから、紋切り型で「次の段階は○年修行してから」なんてのはナンセンスだとも思っています。
才能が豊かな人は師を持たずに物事を成し遂げられる人もいるでしょうけど、ただそれが本当に「守」を極めたかどうかの判断が難しい…自分ひとりだとどうしても甘えが出ますし、よほどストイックでなければ妥協も出てきます。だからこそ、第三者が客観的にきちんと判断を下してあげる必要もあるのかと…もう次の段階に行ってもいいよってね。
修行ってのは苦しいもんだと思いますし、長い年月がかかるかもしれません。でも、これってかけがえの無い「財産」だと思うんです。このとき苦しんだ経験はきっと自分の糧になりますし、「あの時の苦しさを思えばこれくらい…」って何か苦しいことがあっても乗り越えられる自信にもなります。
まぁお寿司屋さんとか昔ながらの伝統的徒弟制度なんかは職人の世界になっちゃいますが、どんなモノゴトでも師がいるかいないかで成長の度合いも変わってくると思います。ですから、なんでも自分ひとりで解決しようとせず、素直に誰かに頼ることも大事なんじゃないかと思います。ネットもITも万能ではないですよ。