ハッカソンの有効活用

プログラマーならすぐにわかるんですが、「ハッカソン」という言葉があります。これは「ハック」と「マラソン」を組合わせた造語ですが、要は「長時間プログラミングに取り組む」というような意味合いになります。

昔よくあったのは、IT企業なんかで「なんとかキャンプ」みたいに題して、数日間チームである課題に取り組むような試みですね。色々と能力を持った人を組合わせて、新たなアイデアをチームで考えよう…みたいなもんですが、既成概念を打破するというか凝り固まった頭をほぐすというか、要はブレイクスルーを狙ってるんですね。

「アイデアソン」ってのもあります。これは「アイデア」と「マラソン」を組合わせた造語ですが、ハッカソンがある程度結果(成果物)を求めるのに対し、アイデアソンではとにかくアイデアを出し合うことを目的としています。そういう意味では、アイデアソンはブレインストーミングと似ているのかもしれません。

いずれにしてもこういう場合、全く専門外の人の意見が重要視されます。…というか、それが求められているといっても過言ではありません。業界外からの意見の方が斬新ですし、通常とは異なった視点から物事を見れたりもしますから。

ただ、ハッカソンはその特性からIT業界で用いられることが多いです。最近ではアプリ開発のハッカソンとかが多いですね。でも、IT業界以外の部分でも結構取り入れられてきているというか、地域の課題を解決することを目指したハッカソンなんかも出てきています。東北の方で行われている地域医療のハッカソンとか、赤倉温泉や高知で行われた農業のハッカソンとか…これ、うまくやればどんなものにも取り入れられると思うんですよね。

最近では専門家だけでは解決できない事例も出てきているというか、第三者の意見を取り入れた方がよりよくなる事例なんかも多いんじゃないかと思います。そういう意味では内外に広く人材を求めるというか、なるべく「外へ」「外へ」意見を求めていった方が、未来は明るいような気もしています。

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