【注意喚起】新しいランサムウェアに注意
ちょっと前に全世界で猛威を振るったランサムウェア「WannaCry」ですが、これの類似ウイルスが出てきています。名前を「Petya」と言いますが、このウイルスは亜種まで確認されています。
「WannaCry」と同様にWindowsの脆弱性をついてくるウイルスですが、このウイルスはもっと厄介でマスターブートレコードも暗号化されてしまうんです!!
マスターブートレコードってのは、ハードディスクの最初に読み込まれる場所のことです。ここには、OSを起動するために必要な情報が書き込まれているんですね。つまり…このウイルスに感染するとOSの起動すら行えなくなってしまうってことです!怖っ!
そもそも前回の「WannaCry」が何故あれだけ流行ったかって言いますと、まず第一にホームページを見ただけで感染してしまうドライブバイダウンロードタイプもあったってこと。それから、自己増殖機能を持ったワーム型だったってことじゃないでしょうか?
最近は危機管理意識も高まってきていますから、おかしな添付ファイルがついたメールはよっぽどのことが無い限り開かないと思います。でも、ホームページが改ざんされてウイルスが仕込まれていると、そこから感染しちゃうこともあるんですね。
まぁ、よっぽど最新のOSを使っていてセキュリティソフトが入っていれば防げると思いますが、ちょっとアップデートをさぼっていたりするとその隙をつかれたりもしますので、基本は「きちんとバックアップを取っておく」ってことが大事です。ネットワーク上じゃダメですよ。感染したときにネットワークが繋がっていると、そこも併せて全滅ですからね。
ランサムウェアだけじゃなくウイルスってのは日々進化していますし、日々亜種が生まれています。だからこそ自衛手段ってのも日々新しくしないといけませんし、日々情報を仕入れておかなくてはいけません。デジタルデータは非常に便利なものですが、一瞬で消えるものって認識を強く持っておく必要があります。