MacとWindowsの互換性
僕自身もプライベートではMac使いですが、ビジネスにMacを用いる人も増えてきています。まぁ、さすがに操作性がよく考えられているんで、一度Macを使ったらWindowsには戻れないというのもよくわかります…フォントもきれいですしね。
ただ、ビジネスソフトが充実しているとは言えないというか、例えば特殊な用途のソフトなんかはWindowsでしか動かなかったりもするので、ビジネス業界ではまだまだWindows全盛ですね。
MacとWindowsでは互換性のあるものもないものもあります。例えば、オフィスソフトやイラストレーターのファイルなんかは共通に使えたりもします。(余分なフォルダが出来上がったりもしますけどね。)
また、圧縮方式にも違いがあります。MacではStuffIt形式(.sit)が、Windowsではlzh形式やzip形式がよく使われます。互換性を持たせるなら、Macで共通形式の圧縮ソフト(lzh形式かzip形式)を使うようにするといいでしょう。
メールを使う場合にも注意が必要で、Macから送った添付ファイルがWindowsで表示されなかったり本文中に埋め込まれてしまうことがあります。この辺も互換性の問題ですが、設定の変更で対応できたりもします。(さすがに最近文字化けは減りましたね…。)
あと、こないだお客様から「外付けハードディスクが読み取り専用になってしまう」というご相談がありましたが、これはWindowsでフォーマットしたハードディスクをMacでも使う場合に起こり得ます。Windowsのデフォルトフォーマット形式は「NTFSフォーマット」ですが、これはMacだと「読み取り専用」になっちゃうんです。
あと、Macでフォーマットすると「HFS形式」になりますが、これは逆にWindowsでは認識されなくなってしまいます。いずれもハードディスクのフォーマット形式の違いによる問題ですが、これが面倒なところは「後で気づいたらフォーマットし直さないといけない」という点です。もしデータをたんまり入れた後だとショックですよね…。
じゃあどうすればいいかというと、最初に「exFAT形式」でフォーマットすればいいんです。これはMac(OS X以降)でもWindowsでもきちんと扱える形式ですのでオススメです。昔からある「FAT32形式」でフォーマットしてもいいんですけど、これは4GBまでしか扱えませんので今の時代にはそぐわないですよね…。(ちなみに、フォーマットする場合はWindowsで行った方がいいです。)
いろんな違いがあるMacとWindowsですが、先に情報を仕入れておけば後で困ったことになる確率も減ります。まぁトラブルになってから気付くことも多いとは思いますが、ハードディスクのフォーマットだけは後で知ると面倒ですので覚えておいてくださいね。