Googleに当選?
昨日、妻から「なんか変な画面が出てるんだけど」って画面を見せられたんですが、そこには「おめでとうございます!Googleをお使いのあなた!本日の無料Movie Card Streaming、iPad Air 2、Samsung Galaxy S6のいずれかの当選者に選ばれました。OKをクリックして景品をお受け取りください。そうしない限り別のユーザーに当選権が移行します!」と書いてありました。
いや…これ典型的なフィッシング詐欺ですけど…。ただ、Googleを装って「Googleメンバーシップ・リワード」とか書いてありますし、もっともらしく3つのクイズに答えないといけなかったりして、セキュリティリテラシーが低い人はひっかかっちゃうかもですね。(ちなみに答えは何を選んでも先に進むようです。)
で、何が一番の問題かっていうと、別に変なサイトを見ていたわけではないってことです。普通にある新聞社のサイトを見ていただけなんですよね。…とすると自分に非がないもんですから、信じてしまってもおかしくはありません。新聞社のキャンペーンとかと勘違いしてしまうこともあるかもしれません。
この新聞社(地方新聞)は広告配信システム(アドネットワーク)を利用していました。ですから、おそらくこれはそれを悪用したフィッシング詐欺なんですが、広告が表示されるサイトではどのサイトにもこの危険性が付きまといます。こういうのがあると社会的信用性も地に落ちますので、少なくとも企業サイトではこういう広告システムは利用すべきじゃありません。
まぁ地方新聞なんかは収益が厳しいのも予想できますので、広告収入をサイト運営費に…って気持ちもわからなくもないですが、こういうので信用性を落としていては本末転倒です。会社としてのITリテラシーも疑われてしまいます。
ちなみに今回のフィッシング詐欺…進めていくと個人情報のほかにクレジット情報の入力も促されるようです。完全に情報を抜き取ろうとしてますのでこの時点で気づく人もいるかもしれませんが、世の中には「うまい話はない」ってのを肝に銘じておいてください。