「愛」と「正」
今年は全然「蚊」を見ませんね。SNSなんかでは「蚊は35度以上だと活動できない」という情報もあがっていますが、確かに蚊の最適な活動温度領域は15度から30度くらいまでなんだそうです。そりゃ、今年みたいな猛暑だと姿を見ないわけです。
で今朝、教育評論家の尾木先生が面白いことを言っていました。「蚊」という漢字は形成文字なんだそうです。これは事物の類型を表す記号(意符)と発音を表す記号(音符)を組み合わせたものなんだそうですが、「虫(という分類)」に「文(ブーンという飛んでいる音)」を組み合わせて「蚊」なんだそうです。
漢字の90%は形声文字なんだそうですが、形成文字じゃなくても漢字には意味が込められているものが多いです。そこで、家庭とビジネスで役に立ちそうな豆知識を少しだけ…。
「愛」は真ん中に「心」があるから「まごころ」で「恋」は下に心があるから「したごころ」…なんて揶揄もされますが、「愛」は「心」をきちんと「受」けているから「愛」なんです。つまり、お互いの「心」を自分の中に「受」け入れるから「愛」なんですね。万が一喧嘩に発展しそうになったら、相手の心を受け入れてあげるといいと思います。
ビジネスをしていると、何が正しいのか「道を見失う」時もやってきます。そういう時は「一」度、立ち「止」まってみればいいんです。そうすれば自ずと「正」しい道も見えてくるはずです。先を急ぐばかりじゃなく、時には俯瞰的に自分を見つめ直すことも必要ってことです。
小学生の頃に習った「親」という漢字の意味のように、漢字にはいろいろな意味が詰まっていますね。