だんだん巧妙になりますね…
ここのところ「なりすましメール」による被害が拡大しているようです。これは「Emotet(エモテット)」と呼ばれるウイルスが起因とされますが、大企業や公的機関なども被害にあっているようです。
ちょっと前は、ただ単に差出人を詐称したメールが届くだけでした。つまり、どこからかメールアドレスや登録名などの入ったアドレス帳の情報が流出し、それを元に送信元を偽って送り付けるというものですね。
ただ、この「Emotet(エモテット)」というウイルスは、メールアドレスだけじゃなく件名や本文なども盗み取るんです。で、件名にはRe:をつけて本文には引用符をつけて転載したりするもんですから、かなり巧妙化されているというかひっかかる人も多いんじゃないかと思います。(こうやってどんどん次の感染者が生まれるわけですね。)
このウイルスの特徴は「添付ファイルに寄生している」という点です。多くはワードファイルと思われますが、この添付ファイルを開いてある行動をとると感染します。ですから自衛の手段としては、送られてくる予定のない添付ファイルは容易に開かないってことです。例え、知っている人からのメールでも…です。
あと、送信者が知っている人になっていてもメールアドレスがいつもと違うってパターンもあるようなので、その辺もしっかりと確認をした方がいいですね。あ、セキュリティソフトをきちんと入れて、定義ファイルを常に最新に保っておくことは基本のキですよ。
このウイルスは自己拡散型ウイルスですから、自分のちょっとした不注意で被害者が増えていきます。気をつけましょう。