リスペクト
以前、僕が尊敬する社長に教えてもらった言葉として「われ以外、みな我が師」という言葉を紹介しましたが、孔子も同じようなことを言っています。それは「三人行えば必ず我が師有り」という言葉ですが、これは「3人で何か行動すれば、必ず良い見本となる人と手本にしてはいけない悪い見本となる人がいて、どちらも自分にとっての師とすることができる」という意味合いとなります。
要はモノゴトなんて「見方」次第ってことです。「見方」を変えれば、どんな人も自分の師とすることができるはずなんですね。ただその場合、どんな人も「リスペクト」することこそがベースになるんじゃないかと思っています。どんな人をも敬う心…これがなければ、素直にその人の言うことを聞けるはずもありません。
誰しもが人より優れた部分を持っていますし、誰しもが人より劣った部分を持っています。これは自分自身も例外ではありません。誰しもが必ず自分より優れた部分を持っていることを自覚してそういう部分を探すようにすれば、誰に対しても尊敬の念を抱くことができるようになるはずです。
孔子の教えでは「悪い見本は反面教師にすることで自分の師になる」という意味合いも込められていますが、それよりも常に自分より優れている点を見つけ出すようにした方が、色々な師を見つけることができるような気もします。そしてそのためには、やはりまず「敬う」ということがスタート地点のような気がしています。