愛がなんだ
SNSで爆発的に拡散し、ロングランヒットになっている映画「愛がなんだ」ですが…実は僕はまだ見ていません。だって、あれは40代のおっさんが見に行くには勇気がいりますよね。^_^;
昨年の「カメラを止めるな!」もそうですけど、今はSNSから火が付きやすい時代になりましたね。いや、そう思ってたんですが、「愛がなんだ」の今泉監督が非常に興味深いことを言ってました。
今回の映画は、自分の恋愛体験を語れる映画だと…つまり、SNSだけじゃなく一緒に見に行った友達とか、または見たことを知った友達とリアルに「語れる」ってのが、そもそもの火が付いた要因じゃないかという分析をしていました。
これはなるほどといった感じです。確かに今はSNSで非常に速いスピードで情報が拡散していく時代です。でもそれって、浅い(薄い)んですよね。SNS上だけでつながっている人から伝えられても、それは単なる情報としてしか入ってきません。
しかし、リアルで仲の良い友達から熱く語られたり、感想を一緒に語り合えたりしたら、そこにはものすごい「共感」が生まれます。そしてこの「共感」こそが口コミの素でもあり、リアルでもSNSでも情報を広げようというパワーになるのです。
今はネットもリアルもSNSをはずしてマーケティングを語れなくなってきていますが、でもそれでも「親しいつながり」からのパワーには敵いません。その本質の部分をはずさないようにすることこそが、SNSマーケティングにもつながるんだと思います。