ストーリーテラー

自民党総裁選=日本の首相選びがだいぶ佳境に入ってきてるようで、もうだいたい菅さんに決まりつつあるようですね。昔ながらの派閥の力を見せつけられているというか、日本も有権者が直接首相を選べるようになるといいんじゃないかと思いますが、まぁその辺は置いとくとして…。

皆さんも「あれっ?」って思ったかもしれませんが、もうほぼ菅さんに決まりになった時点で、色々なメディアから菅さんの個人情報というか歴史(ヒストリー)や物語(ストーリー)が色々と出てきて、それにより菅さんの好感度が上がっているようにも感じます。

そりゃ、苦労が少ないと思われる二世議員とかよりは、貧乏な家庭からのたたき上げでトップにまで上り詰めるなんてストーリーは誰もが好きですからね。

これがメディアの忖度によるものなのか政権側からのお願いによるものなのかはわかりませんが、やり方としてはものすごく正しいです。というかマーケティングの「いろはのい」ですね。

どんな商品でもサービスでも、そこにストーリーを感じさせるのは必須です。それが開発秘話であったり、そこにかける想いや紆余曲折であったり、失敗続きの上にやっと成功したなんて物語であったりもしますが、そういう背景(バックボーン)の部分ですね…こういう部分は反応を上げていくために欠かせない部分です。

僕らもホームページを作る時、そういうストーリーはなるべく載せるようにしていますし、色々な文面の中に散らばらせたりもします。「売りたけりゃ商品を語るんじゃなくストーリーを語れ」ってのは昔からよく言われていますが、そこに付随する物語っていうのはとても大切です。それが共感できるようなものであれば、なおさらですね。

菅さんのまわりには、もしかしたら優秀なマーケッターがいるのかもしれませんね。

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