以前と同じ?

先日あるサービス業の方と話をしていたら、「お客さんから以前と同じでいいと言われたって、以前と同じでいいことなんてありえないと思っている」と言われました。確かに…思考や好みは刻々と変わりますから、以前と同じだと思っていてもそこには微妙な違いが出るはずです。

ですからその辺の微妙な違いを汲み取って、以前と同じように見せかけつつも実は今のお客様の要望に合わせた状態を提供してあげることが大事なんじゃないかと思います。求められているもののひとつ先を読んで、そしてひとつ上のレベルのものを提供する…それがプロだと思うんですよね。

そのために必要となるのはお客様の要望を実現させるための知識や技能になるんですが、まぁそんなものは持っているのが当たり前というか、いつか自然と身につくものだと思うんですよね。向上心さえ失わなければ。

でもそれよりも何よりも大事なのが、コミュニケーションの中からお客様の機微を読み取る力なんじゃないかと思います。これこそがお客様の満足度を高める上でのキモじゃないかと…。

いくら技や知識を持っていたとしても、それがお客様の見当違いのものでは意味がありません。ですから例え自分が未熟だとしても、お客様の求めているものをきちんと見抜いて、未熟なりにもそこに近づけていくことこそが大事なんじゃないかと思います。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。