心の内
人の「心」は誰にもわかりません。それこそ自分でもわからない(認識していない)部分があるのに、他の人にわかるはずもありません。でも、そんな心の内を投影するものがあるんですね。
…それが「言葉」です。心の中で思ってもいないことは言葉として出てきません。いや、思っていないことを言葉にすることは形式上できますけど、本当に心の中で思っていることっていうのは言葉の端々にあらわれてきます。言葉になるものは、全て自分が思っていること(心の内)なんです。
心の内を表にさらけ出す=誰かに伝えるための手段が「言葉」になるわけですが、逆も然り…いつも言葉に出していると、それが自分の心になってしまったりもします。ということは、あまり汚い言葉を使ったり、罵ったり蔑んだり…要は自分の心が闇になるような言葉は控えた方がいいってことですね。
心は絶えず磨き続けなくてはいけませんが、自分の発する言葉に注意していると、その時々の自分の心が垣間見えるかもしれません。