口に出す
先日ある方と話をしていて「英語のアルファベットとかは声に出して覚えるといい」って話になりましたが、これは国語なんかでも同じらしいんですよね。ある塾では古典が不得意な子にまず「音読」から始めさせるそうですが、これは確かに大事で「音読」が出来ない子が「黙読」なんてできるはずがないんですね。
これは脳科学的にもそうみたいで、たとえば記憶ものなんかは声に出して覚えた方が脳への定着率もいいみたいです。脳全体を活性化させた方がいいというか、脳をまんべんなく働かせた方がいいってことですかね?
僕も無意識のうちに声を出して確認をしている場合がありますけど、あながちこれも間違っていないってことですね。まぁスタッフから見たら独り言の多い変なヤツなんでしょうけど…。
以前にインプット→アウトプットの話をしましたが、これは「自分の中に取り込んだものを、改めて自分の言葉で話すことで初めて理解が深まる」という話でした。でも、入れたものをそのまますぐ出すだけでも、ただ入れるだけよりはいいのかもしれません。あ、「書く」ってことももちろん大事ですよ。これもアウトプットの一種だからです。口で出すか手で出すかの違いだけです。
いずれにしても、「記憶」するだけならインプット→すぐアウトプットでもいいのかもしれません。でも「理解」して腑に落とそうと思ったら、それはやはり一度自分の中に飲み込んで、そして自分の言葉として吐き出さないとダメだと思います。