トップの苦悩
先日ある経営者の方とお会いしたのですが、「トップは見えない苦労が多い」という話をされていました。小さい会社ながらも一応トップの立場にある僕としてもこれは共感できるというか、トップって基本的に「見えないところで苦悩し続けている」んじゃないかと思います。
基本、経営者って孤独なんですよね。お金の事とか人の事とか、社内的な問題であったりお客様の事であったり、ディープな話題は誰にも相談できないと思うんです。しがらみのない人になら愚痴くらい言えるかもしれませんけど、内々の事まで相談したいとなるとある程度気心の知れた人になるし、そういう人だと逆に身内の恥をさらすようで相談し難いと思うんですよね…。
そういう意味では「闇」なんですよ。そして闇の中でも自分を見失わない人しかトップで居続けられないというか、普通の人だと闇から逃げたくなっちゃうと思うんですよね…。(僕も逃げたくなる事はあります^_^;)
だから、もし相談できる人が居るならば、その存在は「光」なんです。家族でも親友でも、同じ立場の人でも部下でさえも、相談できるんであればそれはどんどん頼った方がいいと思います。話を聞いてもらうだけでも、だいぶ心の重みが変わります。
僕なんかもそうなんですが、リスクマネジメントしようとしてネガティブな事を考えるとどんどん闇に沈んでいってしまいますので、「なんとかなるさ」くらいの軽い気持ちで常にポジティブな事ばかり考えているくらいの方がうまく行くのかもしれません。