同じ苦しみなら
先日ある経営者の方とお話をしていたら「会社を経営することはホント難しい」ということをお話しされていました。
会社の進路について悩むことが多いというお話でしたが、特に市場が縮小方向の場合は「痛みを伴いつつも新しい試みを始めていく」のか「痛みを最小限に抑えつつも、あまんじて現状を受け入れる」方向にするのか悩むとのことでした。
確かにこれはどちらもリスクがあります。「高橋さんならどちらを選ぶ?」と聞かれ「業界が縮小傾向の場合だと、現状維持は緩い死と同等だよな…」と漠然と考えていたところ、この経営者の方は「どちらも苦しいんなら、進む苦しみの方が建設的」とおっしゃられました。
これはなるほどと思いましたが、進もうが退こうがどちらも痛みは伴うわけです。その質や量に違いはあれど、どちらも苦しいことに変わりはありません。それならば、進むことを選んだ方が未来があります。
同じような判断で迷われる方も多いと思いますが、これはひとつの指標になると思います。少なくとも僕は同じようなことで悩んだとき、「進む」方を選ぼうと思いました。