価格では勝負しない
先日お会いした方はこのブログを毎回チェックしていてくれる方なんですが、「先日の記事がいまいちどういうことがわかり難くて…」と真意を尋ねられました。
「価値」について書いた記事でしたが、ちょっとぼかして書きすぎたんで意図が伝わりにくかったかもしれません。そこで補足説明をさせていただきたいんですが…一言でいうと「価格以外で価値を見出しましょうよ」ということなんですね。
基本的に、価格(金額)の対価が「価値」になるわけなんですが、価格自体に価値を設定してしまう人がいるんですよね。価格自体に価値を設定するということは、価格競争(値下げ競争)に参入するってことです。価格そのもので勝負するってことですね。
まぁ値下げが必要になるケースもありますし、あえて価格競争に参入する場合もありますけど、価格以外で勝負できるポイントがあるのであれば、積極的にそこで勝負する必要はありません。それ以外の部分で勝負すればいいだけの話ですし、自分の能力をあえて安売りする必要もありません。
価格競争をしてしまうと最終的には資本の大きなところが勝つことが分かりきっているので、小さな会社ほど価格以外の部分で勝負しなければいけません。そして、その価格でも納得してもらえる「何か」をきちんと提供するようにしておけばいいんです。
どこに価値を感じてもらえるかはお客様によりまちまちですが、少なくとも「価格」だけで判断されるような事態は避けるようにした方がいいですね。価格だけで判断するようなお客様は、もっと安い価格のところがあればすぐにそちらに行ってしまいますよ。