挨拶の重要性

弊社のある建設業のお客様は、自社の社員に対して「意識向上」を目的とした会議を週一で行っています。その中で挨拶について触れられたそうなのですが、その話の一部を聞いて「なるほど」と思わされました。

建設現場にいる人って言うのは、だいたいが怖く見られがちです。日焼けしたガタイのいい作業服の男の人っていうのは、そこにいるだけで威圧感を与えるからです。中身がどれだけいい人であっても、見た目が怖く捉えられがちなんですよね。

だからこそ「積極的に地域の人に挨拶をしろ」とこの会社では説いています。ただ「おはようございます」だけでも「ご迷惑をおかけしています」でもなんでもいいので、挨拶をすることによっていい人に見られます。それどころかそのギャップ効果によりすごくいい人に見られるかもしれません。

よく凶悪犯罪者の周囲の人へのインタビューでも、「きちんと挨拶もしてくれていい子だったのに…」なんてコメントが出てきますが、どんなに悪い事をする人でも挨拶が出来るだけでいい子に見られちゃうんですね。

じゃあ挨拶だけしてればいいのかってそんな見せ掛けだけの話じゃなくて、この会社では人としての基本を説いているんです。どんな人でもコミュニケーションが取れていれば、何か問題が起こった時でも悪化せずに済みます。それどころか助けてくれようとしたり、理解しようとしてくれたりもします。そのコミュニケーションの基が挨拶なんですね。

たかが挨拶、されど挨拶…僕たちは毎日、人としての基本が試されているのかもしれませんね。

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