見方を変えれば

なんでもそうですが、完璧なものというのは存在しません。長所もあれば短所もあるし、メリットもあればデメリットもある。通常は欠点にあたる部分をデメリットと考えますが、これは一概にそうとも言えません。

表裏一体なんです。見方を変えれば欠点は売りにもなりますし、デメリットと思える点もある人から見たらメリットになり得ます。つまり、視点を変えるだけで、売り方を変えることもできるんですね。

例えば、最近は機能を絞った電化製品とかも出てきていますが、これは何も価格を下げるためだけでもないんですね。多くの機能を必要としない、単一機能を好む方からすれば待っていた商品になるんです。自分にとって必要ない機能って、結局最後まで使わないですしね。

開発会議ではおそらくそういう層への売り込みまで見込んだ話もされたと思いますが、これが見方を変えるってことです。1年に1回しか使わない機能であっても、使う可能性があるのであれば付けておかなくてはいけない…ってのは単なる思い込みなんですね。

これは商品を売る場合だけでなく、例えば求人する場合とかでも使える手法になります。「自分たちではデメリットと捉えていることが、どういう人たちにならメリットに映るか」…一度そういう視点で見直してみるのも面白いと思いますね。

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