面倒くさい客こそ

先日あるお客様とお打ち合わせをしていた時に「すごく面倒くさい客がいる」という話になりました。いわゆる「細かい客」のようで対応に四苦八苦しているそうですが、でもそういうお客様にこそしっかりと対応してあげるべきだと思います。

まぁレベルによりますけどね…完全なるクレーマーには毅然とした態度で大丈夫ですが、あくまで頼ってきているお客様で、単にその方の性格が細かいだけだったら、そこは細部にわたってフォローをしてあげるべきです。何故ならば、面倒くさい客ほどコアなファン客に成り得るからです。

これは僕の前職の話ですが、スタッフ皆から嫌がられているお客様がいました。うるさいだけでなく話し方も怖いというか、対応するのが憂鬱になるほどのお客様でした。当時僕は入社したばかりでその方の対応を押し付けられたのですが、先入観が無かったのが良かったのかもしれません。

とにかく「丁寧さ」だけを心がけて毎回フラットな態度で向き合った結果、気に入られてその後の売り上げにもつながりました。みんなからは「よくあの人の相手できるね」って言われましたが、面倒くさい客ほどきちんとした対応をすれば心を開いてもらえるものということを学びました。

何かをぶつけてもらえるのって実はいいことで、本当に関心がなかったら何も言いませんよ。ただ黙って去っていきます。会社やお店としてはこれこそが最悪で、まだぶつかってきてもらえた方がいいんですね。

面倒くさいお客様こそ丁寧に対応する…僕が今でも心がけている大事なことです。

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