詐欺サイトの見分け方
お客様から「ネットショップで購入をしたんだけけど、なんか返信メールがおかしい」と緊急の電話がありました。「クレジットカード決済をしたのにストライプゲートウェイで支払ったことになっている」…と。
まぁ、そのこと自体は「おそらく小規模の企業がStripeの決済代行システムを使ってるんだろうな…」と思ったんですが、詳しく話を聞いていくとどうにも購入手順とかがおかしい(購入完了後にカード情報を入力するとかね)ような気がして、少し調べてみました。
で、色々調べてみても運営会社(親会社)のホームページは出てこないし、ショップURLやネットの詐欺サイト情報とかを調べると、かなりグレーというかおそらく99%詐欺サイトっぽいってことで、至急お客様に連絡を入れてまずクレジットカードの利用停止処理をしていただきました。
まぁ…最近の詐欺サイトは巧妙ですから、一般の人に「見分けろ」と言っても難しいと思います。ただ、何点かは見分ける簡単な方法があります。例えば「電話番号の記載がない(特定商取引法違反です)」とか「なんでも売っている(いわゆるなんでも屋の状態)」とか「他と比べてかなり安い(極端な値引きやセールがある)」とか…ですね。(今回のサイトもこれに当てはまっていました。)
あと、「httpsになっていない」ってのもちょっと前まで見分ける方法でありましたが、最近は「httpsになっている」詐欺サイトがほとんどなので、これで見分けるのは難しいです。それと、「決済手段にクレジットカードがない」ってのも一時期は見分ける手段でしたが、それこそ小さな会社でクレジットカード決済を導入できないような規模のところもありますし、あと最近では「Stripe」や「Square」などの決済代行システムが台頭してきているのでこれまた難しいです。(こういうところは審査が緩いので詐欺サイトも使っています。)
あと、「検索結果を鵜呑みにしない」ってのも大事です。検索エンジンはあくまで「検索した結果」を表示しているのみで、当然ながらその表示結果に責任を持ちません。もちろん、日々情報をアップデートして怪しいサイトは排除して行ってはいるのですが、星の数ほどのサイトがどんどん誕生していますのでそれも追いつかない状況です。
結局のところ、信用できるサイトで購入することが一番なのですが、「どうしてもそのサイトにしか商品がない」とかでそこ(怪しいサイト)で買わざるを得ない場合は、まず「クレジットカードは利用しない =銀行後振込か代引きを利用する」などして金銭的な被害を防ぐようにしてください。(個人情報については、配送先情報を入力した時点で諦めざるを得ません…。)