アップデートってした方がいいの?
ここのところずっとお客様との打ち合わせの日々が続いていますが、先日お打ち合わせをしたお客様に「なんかアップデートのお知らせみたいなものがいっぱい出るんですけど、これってした方がいいですか?」という質問を受けました。
実際出ているお知らせがどういうものかその場でははっきりしなかったので一般的なお答えしかできませんでしたが、基本的に「OSのアップデート」はした方がいいです。まぁ、メジャー番号が上がるような大規模なアップデートは時に様子を見てからの方がいい場合もありますが、細かいアップデートは確実にしておいた方がいいでしょう。
何故ならば、それはOSの脆弱性に対応するセキュリティパッチが含まれている可能性が高いからです。OSの脆弱性ってのは、要はOSと呼ばれる基幹ソフト(WindowsとかMacとか)のセキュリティホール(穴)のことです。
これがあるとサイバー攻撃を受ける可能性が高くなるので、穴が見つかるたびにアップデートで塞いでいるわけなんですね。…ん?最初から穴が無いのを作ればいいんじゃないって?…いや、それが理想ですけど、まぁ難しいですね。すべての穴は最初の段階では見つかりませんし、新たに行ったアップデートによって穴ができることもあります。
ですから、見つかったら即塞ぐことも大事なことなんですね。そういう意味では、こまめなOSのアップデートと言うのは必須なわけですし、OSメーカーも必死になってアップデートを配布するわけです。なので、OSのアップデートは基本的にした方がいいです。(同じ理由でセキュリティソフトのアップデートも必須です。)
反して…しない方がいいアップデートってどんなものかっていうと、各ソフトが独自に行うアップデートなどですね。これはアップデートの内容をよく確認してからの方がいいです。あまり無いとは思いますが、OSが古い場合にアップデートしたことによって対応外になってしまうケースとか動作が不安定になるとか、そういうこともあり得ます。
また、他のソフトとの兼ね合いで動きがおかしくなったり、ハードウェアとの相性が悪くなったり…というのも聞かない話ではありません。それから、アップデートの体を取って不必要なバンドル(抱き合わせ)ソフトがインストールされてしまうケースもありますので、そういったことにも注意が必要です。
弊社のお客様の場合は都度相談していただければ大丈夫ですが、相談する先が無い方は迷いますよね…。ですから「基本的にはアップデートする」「怪しい場合は一旦止まって考える(調査する)」…アップデートに対してはこの姿勢で大丈夫じゃないかと思います。