導く意味
ホームページでは、なるべく一方通行(行き止まり)の箇所が無いように作り上げていくといいです。もちろんあえて一方通行にする場合というのも出てきますが、基本的にはどこかに逃げ道を用意しておくべきです。
何故ならお客様は「強制」を非常に嫌がるから…基本的にお客様は自分勝手ですから、いくら自社が誘導したい方向があっても最後まで自分で好きな場所に行けるようにしておく必要があります。じゃないと、逆に機械損失につながってしまう危険性も出てきます。
もちろん、さりげない導線構築は必要ですよ。でもそれが逃げ道の無い誘導であってはいけません。行き止まりは×を押してウィンドウを消されるだけ…必ず逃げ道を残しておかなくてはいけません。
逃げ道があっても全体的な導線構築が出来ていれば、意図する方向に導くことは出来ます。逆に、まるで回遊するように全体をぐるっと見てもらい、理解度や信頼度を高めた上で最終誘導ページに導いた方が反応率も高まります。
ホームページの設計時点から「道」を考慮する必要はありますけど、それが一本道であってはいけません。というか、大きな流れの中の一本道であるべきであって、細かい派生する道はたくさんあってしかるべきです。最終的に大きな基本筋に戻ってきてもらえればいいんです。
最近「導線」のことを勘違いしている人も多いようですが、強制的に導くものは導線として成り立ちません。「導く」ということの真の意味を、もう少し考えた方がいいと思います。