書き順
文章って「書く順番」が非常に大事です。ちょっとした書き方ひとつで読み手の印象は大きく変わりますので、ホームページに書く文章は何回も推敲して読み手の感じる印象を想像しながら変えて行く必要があります。
印象を変えるためのライティング的なテクニックはいくつもありますけど、「訴えたいことは後に持ってくる」っていうのもテクニックのひとつです。
例えば、ちょっと挑戦的なことをしているお寿司屋さんがあったとします。そこに行った時の感想として、「これは本格的なお寿司じゃないけど、でもとっても美味しくて楽しめました~」と書かれているのと、「とっても美味しくて楽しめましたけど、でもこれは本格的なお寿司じゃありません」と書かれているのでは全然印象が違いますよね。このように、本当に相手の印象に残したい部分は、文章の最後に持ってくるといいんです。
もうちょっと発展させると、マイナス要素をプラス要素の変えることも出来ます。マイナス要素まできちんと隠さず書いてあることは好印象ポイントのひとつですが、その時にマイナスポイント→プラスポイントの順番で書いておけばそれほどマイナスにも取られません。それどころか、マイナスからプラスに転じる時の感情の動きが大きくなって、プラス要素の印象が大きくなったりもします。
印象が変わるってことは反応も変わるってことです。同じことが書いてあっても書き方ひとつで印象は変わりますので、情報は「ただ書けばいい」ものじゃなくて、その辺のことも「しっかり考慮して書く」ことができると反応も変わってくるはずです。