自分のものにさせる

先日ある方とお話をしていたら、「お客様の声ってやっぱり大事ですよね」って聞かれました。確かに、第三者の声ってすっごく大事です。会社やお店の言うことってなかなか素直に受け取ってもらえませんけど、第三者の言っていることって結構すんなりと受け取ってもらえるんですよね…。

まぁだからと言って「作られた声」じゃあダメです。その辺、消費者は敏感ですからすぐに見抜かれます。ですから、本当の声であることが大前提ですが、お客様の声っていうのはどんどん載せていった方がいいです。

ただ、このお客様の声にはもうひとつの役割があるんです。それは…お客様に「自分の購入後の姿」をイメージさせるって役割です。実際に他の方が体験した内容を読んでいるうちに、それを自分の姿に置き換えて想像するんですね。ホームページに限らずですが、こういう利用後の姿をイメージさせることは非常に大切な要素です。

そういう意味では「一度自分のものにさせる」って施策も有効です。つまり、「試させる」わけですね。試着であったり試乗であったり試食であったり…要は一度経験させて、一瞬「自分のもの」にさせて購入後の自分を疑似体験させるわけです。これはもうイメージじゃないですよね。実際に体験するわけですから、非常に購入意欲が高まります。

人は一度手に入れたものをなかなか放したがりません。そういう意味では一度自分のものにさせる、もしくは自分のものと想像させることができれば、あとはちょっと背中を押すだけで大丈夫です。

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