流すか留めるか
本日お打ち合わせをしたお客様のところでは、「ホームページの更新とSNSの更新の違い」の話になりました。まぁそれぞれに大事なものですが、大きく違うのはホームページっていうのは「ストック型」であって、SNSっていうのは「フロー型」ってことです。
要は、ホームページで更新した内容ってのはずっと留められ、SNSで更新した内容ってのはすぐに下の方へ流れていってしまうってことです。これはどちらが良いというものではなく、それぞれに使い方が違いますから、そこを理解した上で使い分ければいいという話になります。
SNSっていうのは、基本的には「人」と「人」をつなぐもの=コミュニケーションを構築するためのツールですから、会話に近いコミュニケーションが特徴的です。そのため、基本的に「情報量は少ない」です。また、情報は常にアップデートされるというか、新しい情報新しい情報が常に流れてきて上から順に表示されるため、自分の発信した情報がすぐに下の方に追いやられてしまったりもします。そういう意味ではリアルタイム感が半端ないツールです。
このように情報は絶えず流れ続けていく形になるわけなんですけども、SNSの「一瞬の拡散力」というのも非常に強力なんですね。「シェア」や「リツイート」というSNS特有の機能によって、爆発的に情報が一瞬で広がったりもします。ここがSNSの魅力的な部分でもあり、危険性のある部分でもあります。
逆にホームページは、基本的に「情報量が多い」のが特徴です。不特定多数の人に「情報を伝える」ということを主目的にしているからです。(もちろんその裏側には信頼感を高めようとか、親密感を増したいとか、お客様を教育したいとか色々あるはずです。)ただ、SNSと違ってたくさんの情報を発信するのに向いていますし、何よりそれが記録としてずっと残っていきますから、情報を探している人にリーチしやすかったりするんですね。
つまり、情報量の多いものや本当に伝えたい事はホームページのコンテンツとして増やし、SNSなどを利用して拡散する。そしてSNSで関係性を築くことによって、本来の目的を達していく…というのが、今現在のホームページとSNSの立ち位置といえます。