特定の相手
本日は2社のお客様とお打ち合わせでしたが、そのうちの1社で「訴えかけること」のお話になりました。日記をどういう内容で書いていったらいいか試行錯誤しているという話と、チラシで反応を取っていくためにはどういうことを書けばいいかというような話がありましたが、実は両方ともに共通する「ある視点」をアドバイスさせていただきました。
…それは、「ある特定のお客様を思い描いて、その人に訴えかけるように書く」というものです。
例えば、日記やコラム枠…まぁSNSなんかでもそうなんですが、何かアピールしたいことがある場合はそれについて強く訴えかけたいのが普通ですよね。でもそれがあまりに直接的になってはいけませんし、特にSNSなんかでは売り込み臭というのは絶対に消さなくてはいけません
そうすると、広く一般的に投げかける…というようなスタイルをとることも多いようですが、それは逆効果です。強く訴えかけたいなら逆…狭い範囲に語りかけていった方がいいんですね。具体的に言うと、一番お客様にしたい人を思い浮かべて、その人に語りかけるように書いていけばいいんです。
これはよく言われる話ですが、「そこら辺にいる人~」と呼びかけても誰も振り返りません。でも「健康に興味がある人~」と呼びかければ何人かは立ち止まりますし、「そこの○○さん」と呼びかければピンポイントで振り向いてくれます。それと同じで、お客様を絞って語りかけていっても全然大丈夫です。そこに興味がある人は、自分のことかもしれないと思って立ち止まってくれます。
すでにお客様になっている人への投げかけであれば、それはそのまま「それを購入した後の自分」への想像へつながります。つまり、それを購入した後は自分もそういう対応をしてもらえるという仮想体験へとつながるんですね。ですから、お客様を絞った投げかけというのは恐れる必要はなくて、狭い範囲の…それも「感情」に投げかけていった方が実は反応が高くなったりもします。