意味はある
先日お伺いしたお客様のところで、「ハムレット」の話になりました。なんでもこのお客様はオフィーリア役を演じる満島ひかりさんのドキュメント映像を見られたらしいのですが、その言葉や姿勢に気付かされた事が多かったんだそうです。
ハムレットなんて今までに散々題目としてやりつくされています。でも満島ひかりさんは「自分がやる事に意味がある」と考え、自分なりの様々なオフィーリアを演じたそうです。ただ、いくつ演じても納得いかなくて、本番の前日になってもまだ演じ方を変えようと試行錯誤していたそうですが…。
お客様はこの「自分がやる事に意味がある」という部分に、自分の仕事振りを考えさせられたとの事でした。
確かに、一般的に多く出回っているものやありふれたもの、そしてやりつくした感のあるものなんかは、「はたしてそれを自分がやる価値があるのだろうか?」と考えてしまいます。これは当然と言えば当然ですが、満島ひかりさんの言葉を借りて言えば、あえて「自分がやる」事に意味が出てくるんですね。
やった事で理解できる部分が出てくるかもしれませんし、やった事で見えてくる世界があるかもしれません。何より、それがありふれたものだったとしても、自分の作品には必ず「自分らしさ」がどこかに出るはずです。全く同じにはならないはずなんですよね。
うちも「ホームページの作成」なんてありふれた題目を扱っていますが、でも「フォルクスワークスが作るホームページ」にこそ意味が出てくると思いますし、お客様にもそう感じて頂けるようにこれからも努力していきたいと思います。