時間より頻度

心理学のひとつに「ザイオンス効果」というものがあります。これはマーケティングなどでもよく利用されるのですが、要は「接触頻度が増せば増すほど、その対象に対しての印象が良くなる」というものです。

で、この場合、大事なのは接触する「時間」じゃなくて、接触する「頻度」になります。つまり、1回で60分接触するより、1回15分を4回接触したほうが効果が上がるんです。つまり、短時間でも接触する回数を増やしたほうがいいんですね。まずは、そこを理解しておかなくてはいけません。

これはホームページでも同じことが言えます。ホームページで反応を取っていくためには、まずリピートアクセスを増やすことを考えるのですが、その際に「何度も来てもらうためにはそうすればいいか」ってことを考えなくてはいけません。これは何でもいいんですけど、とにかく接触する機会を増やすことで「親密感」とか「信頼感」を上げていくんですね。売り込みなんて一切してはいけません。まずは人や会社としての信頼性を高めていくんです。

ただ、基本的にホームページは待ちのツールですから、webマーケティングではメールマガジンとかSNSとか自分からプッシュできるツールを併用していくわけですが、この際に気をつけなくてはいけない点がひとつあります。それは、ザイオンス効果ってのは、印象が悪い相手に使っちゃうと逆効果になっちゃうってことです。まぁ、そりゃそうですよね。印象が悪い相手から何度も接触されたって、嫌な気しかしないはずです。

ですから、一番いいのはお客様の方から何度もホームページに来てもらうように仕向けることです。ホームページってのは好意を持った人が自分からアクセスしてくれるものですから、ザイオンス効果はプラスに働きます。一度にたくさんの情報を与えるよりもこまめに情報を与え続けるというか、とにかく新しい情報を常に与え続けることは、ホームページで反応を取っていくための基礎になります。

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