囲い込みなんかしたって…
本日は犬山の新規のお客様のところへお伺いをしてきましたが、こちらのお客様は以前僕が講師を請け負ったセミナーに奥様が参加をしてくれたとのことでした。しかも、弊社のお客様のお客様だったという…まぁ、同じ犬山ですからこういうこともありますよね。いずれにしても声をかけていただけて嬉しかったです。
こちらのお客様は現在ホームページをお持ちです。4~5年前に作成されてそのままとのことでしたが、その時に作成を依頼した会社(誰でも名前を知っている有名企業)が情報をまったく出さないらしいんです。
例えばサーバー情報なんかも全く出さないらしいですし、PPC広告も委託していたそうですがそういったログイン情報なんかも全く出してくれないそうで…完全なる囲い込みですね。
通常で考えると、ホームページっていうのは成果物になりますから、作成が完了した時点で所有権は「お客様」になるはずです。ですから、そのデータにお客様がアクセスできるような情報は渡すべきですし、サーバーへのアクセスを許さないんであればホームページのデータをCDにでも焼いて渡せばいいんですよ。
なんでそれをやらないかというと、お客様が別の会社に流出していくのを防ぎたいんですね。データがあれば、それを違うサーバーにUPすれば同じ状態ですぐに運用を再開することができます。でもデータがない=データをくれないとなると、他の会社に行こうと思った場合にはホームページをもう一度作らないといけなくなってきます。そのコストを嫌がらせるわけですね。
実はこういう囲い込みは意外とあって、例えば独自のシステムを組み込んでホームページを作成し、作成料や管理料なんかはそのシステムの利用料名目にして、ホームページのデータを渡さないような会社なんかもあります。でもね、そういうことをしたってお客様の心は既に離れているわけですから、そんなことよりも「なぜお客様が離れていくか」ってことを考えた方がいいと思いますね。じゃないと未来がありませんよ。
ちなみに弊社は情報をすべて渡します。ホームページのデータもすべて自由にアクセスしてもらえる状態にしてありますし、管理契約自体も年間契約とかじゃなく月契約ですから、もし違う会社に管理を移行したければいつでも自由に移ってもらえるような状態です。実際にそうなった場合は非常に残念ですけど、自分たちに何か落ち度があった=満足してもらえなかったと考え、次への改善に結び付けていくことをまず考えますね。
変に囲い込みしたって、それはお客様が不幸になるだけですよ。お客様の方を全然向いていませんから、根本的に弊社の考え方とは違うってことですね。