心の中にイメージを
ホームページでは「文章が大事」って話を以前にも何度かしていますが、伝えたい文章を書く中で最終的に目指していくのは「お客様の心の中にイメージを湧かせる」ということです。何故ならば、言葉だけでお客様を共感させるのは困難ですが、言葉がつむぎだしたイメージをお客様の心の中に描くことができれば、そこには共感が生まれるからです。
例えば「お客様のお声」というコンテンツ…この「お客様のお声」というコンテンツの表面上の意味は「扱っている商品やサービスの良いところを第三者に述べてもらう」というものです。しかし本質は別にあります。本質は「その声を読んだ人が、その商品やサービスを購入した後の自分の姿をイメージしやすい」というところにあるんです。
人は自分の「心」を信じて動きます。いや、心に描いたイメージに突き動かされると言ったほうがいいですね。衝動買いという言葉もありますけど、あれは一旦心に描いてしまった購入後の自分のイメージに突き動かされているんです。そして、一旦心に描いてしまえば、人はそこに何かしらの理由をつけようとします。「もうすぐ誕生日だから」とか「ここのところ仕事頑張ったから」…とかですね。
はたしてその文章から「購買後の姿をイメージする事ができるのか?」…これも文章を書いていくときに気を配っておきたいポイントになります。もしイメージすることが出来れば、それは例え読みにくい文章であっても「良い文章」ということになります。
あ、「煽り系の文章」はダメですよ。不安を煽るようなやり方は商売の本質では無いですし、煽り系の売り方は一時的には反応が出るかもしれませんが、長くビジネスを続けていくことは出来ませんから…。