いい人材
先日、あるお客様からちょっと興奮した様子で電話があったんですが、内容を聞いてみるとどうやら「自社ホームページから求人の応募があった」との事でした。
あまり期待もしていなかった事もあってかすごく喜ばれていましたが、確かに自社ホームページにただ求人コンテンツをくっつけたってなかなか応募は来ません。それは何故かと言えば…属性が違うからです。
通常、どんな会社でもホームページのターゲット属性は自社のお客様に合わせます。もしくはこれから狙いたい層ですね。でもお客様=働きたい人ではないわけなんです。だから、そのターゲット層の異なるホームページに求人コンテンツを用意したところで、なかなか応募は少ないんです。
…でも、それでも応募が来た場合というのは、いい人材である可能性が高いんですね。何故かというと…本当にやる気のある人は「自分の働きたい環境」を自分で探すからです。用意されている職種の中から自分がやりたいものを選ぶんじゃなくて、元々自分にやりたい事があり、それを学べる会社=自分が働きたい会社を自力で探すんですね。
だから当然、入社した後の仕事ぶりにも差が出ますし、何より自分自身を成長させようとその会社を選ぶわけですから意欲も全然違うわけです。会社側が欲しいのもこういう人材ですよね。
単純に求人するなら、求人サイトでも使った方がいいです。費用は結構かかりますが、それこそどれだけでも求人の応募があります。でも人の質を重視するなら、長い時間がかかっても自社サイトで求人をした方がいいのかもしれません。「ここで働きたい」って思ってもらうためには求人コンテンツの作り方にも一工夫をしなければいけませんが、想いや使命を伝えるだけでも結構響きますよ。