見る目を養う
前回の記事の付け加えで…小さな会社を選ぶ場合の注意事項を少しだけ。小さな会社といっても色々あります。ホームページの作成を専門でやっている会社もあれば、デザイン会社や印刷会社が事業のひとつ(片手前)でやっていたりする場合もあります。メイン事業が実はサーバー業務…なんて会社もあります。
以前にも述べたように参入自体は容易ですから、会社の一部門として参入するというのは良くあるケースです。でもそれはあくまでサブ業務というかメイン業務は別にあるから力が入らない=スキルもその程度しかない会社も多いんですね。
だから小さな会社を選ぶ場合には、その会社がきちんとした「武器」を持っているかどうかを見極める目が、利用する側に必要となります。
ホームページってデザインが良いだけじゃあ反応は取れなくて、SEOだけやってればいいってもんでもありません。そこには仕組みが必ず必要になってきますし、それこそ心理学を応用したマーケティングだったり、意欲をそそるようなライティングメソッドであったり…違う要素のスキルも大切になるんですね。
ホームページ作成事業をメイン事業にして生き残っている小さな会社は、何かしらのスキルを持っていると思います。何故ならば武器が無いと生き残っていくのは難しい業界だから…実際、お客様はシビアですからね。でも、片手間でやっているような会社は、万が一仕事が来た時に受け入れ態勢が取れるように事業部としてとりあえず残してあるだけのケースも多いんです。要は実績(経験)が全然足らないケースですね。
そういうところに頼んでしまうと、「望むもの」を与えてもらえない可能性が高いです。だからこそ、利用する側がきちんと「自分の欲しいものを実現してくれる会社かどうか」を見極める必要が出てくるんです。まぁそういうのは目に見え難い部分ですけどね…それぞれの会社が公開している制作実例だけ見ても、そのサイトがきちんと実績を残しているかどうかの判断はできないわけですから。
だから、一番手っ取り早いのは、その制作実例で紹介されている会社数社へ問い合わせてみればいいんです…「きちんとホームページで反応出ていますか?」って。返事が返ってこない会社も多いと思いますが、「実はこのホームページを作っている会社に頼もうか迷ってるんです」と相談すれば何社かは返事をくれますよ。
そういう「見極める目」を養い、最終的には自己判断する必要があるってのも、もしかしたら小さな会社を選ぶ場合のデメリットなのかもしれませんね。