「続きはWEBで」の本質

最近は少し数が減ったような気もしますが、それでも「続きはWEBで」ってCMにあふれてますよね。まぁ、「とにかくホームページに誘導してホームページ内でクロージングしていく」ってのは今の一般的な手法ですから、当然といえば当然です。

これは「CMでは伝えきれないことでも、ホームページなら伝えきることができる」っていう側面もありますが、心理学的な側面から見ると「ツァイガルニク効果」の流用なんです。ツァイガルニク効果ってのは「途中で終わると気持ち悪い=続きが気になる」という人間の心理のことですね。

実は…ネット広告なんかにも、このツァイガルニク効果を用いたものが多いです。何故かって言えば、反応率が半端ないんですね。例え広告内容が大げさ過ぎたとしても反応してくれる人が多いんです。

ドラマや漫画を見続けるのも同じ効果です。前の回がいい「引き」で終わるようになっているから、次の回も続けて見ちゃうんですね。人間って単純なんですよ、ホント。

ですから、ブログやSNSなんかで本当に大事なことを伝えたい場合は、あえて内容を前半後半に分け、前半を「引き」で終わらして後半へつなげるというのもひとつの方法です。また、(これはよくありますが)タイトルで「引いて」、中身へ誘導するというのもツァイガルニク効果の応用です。

ただし…きちんと「次が見たい」と思わせるような構成になっていないと何の効果も発揮しませんので、ツァイガルニク効果を使う場合はまず「ストーリーの構築」がしっかりなされているってことが前提になりますよ。

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